(しょしひゃっか)
諸子百家の先駆けと言われるのが儒家でありその開祖・孔子が誕生したのが紀元前551年とされ、「夾谷の会」で活躍したのは50歳以降とされるので、諸子百家の活動が活発になったのは紀元前500年前後と考えられる。そこから焚書坑儒が行われる紀元前213年までの約300年間が百家争鳴時代といわれている。
儒家は紀元前520年頃に孔子が魯の都・曲阜で学団を開き、下級の士や庶民に教育したのがその始まりとされ、その後、続いて墨子の学団が登場し、孔子と同時代の呉では兵家の孫子が活動を開始している。それぞれの思想は門人の活動によって各地に広まり、知識を身に着けた思想家は諸侯に召し抱えられ、重用されるものも出てくる。